はじめに
私の所有している既存のドメインに対してTXTレコードを設定しようとして名前解決ができず2日ほど解決できませんでした。
結論としては、難しいことではなかったのですが、何とか解決にいたりました。
DNSについて理解できていなかったので、勉強にもなったなぁと思っています。
何らかのトラブルが発生すると、そのことに対して悩んだり調べたりするので記憶に定着しやすいなぁと感じています。
Googleのサービスでは、所有権の確認を求められることがあると思います。
「Search Console」も新しいプロパティを追加するときに
URLプレフィックスではなく、ドメインで登録しようとすると
TXTレコードでの所有者の確認が必要になります。
将来は違うタイプも追加されたりする可能性がありますが
この記事を書いている2019年6月時点では、
ドメインの所有者の確認にはTXTレコードの設定が必要な場合が多いです。
「Google Search Console」以外にもTXTレコードを設定するサービスが
あるのかもしれませんが、今は他に思いつかないので、
最も利用する身近なサービスが「Google Search Console」でしょうかね。
今回発生したのも「Google Search Console」を
URLプレフィックスではなく、ドメインでの登録に切り替えようと思い発生しました。
原因
今回発生したドメインは、既にGoogleのサービスに対して、CNAMEレコードで設定していました。Googleのサービスというのは、「Google Blogger」です。
設定していたドメインは例として
- https://example.com
- https://www.example.com
とします。
このドメインを「Google Blogger」に設定していました。
example.com
↓ 上記のホストは www に転送していました
www.example.com
リダイレクトの設定は、Bloggerの設定で可能です。
それに https も無料で付いてきます。
設定していたDNSがこちら
DNSレコード
cname example.com. ghs.google.com.
cname wwwexample.com. ghs.google.com.
その後、「Google Search Console」の指示に従って
TXTレコードを追加しました。
DNSレコード
TXT example.com. google-site-verification=XXXXXXXXXXYYYYYYYYYYZZZZZZZZZZ
CNAME example.com. ghs.google.com.
CNAME wwwexample.com. ghs.google.com.
しばらくするとDNSの設定が反映されるだろうと思い待つことに
nslookup コマンドで何度も確認するが
全く変わらない
色々と調べて分かったことは、私の認識が間違っていたことでした。
DNSのCNAMEレコードは他の指定と同時利用ができないということです。
CNAMEレコードとTXTレコードは一緒に設定しちゃダメということのようです。
あまり詳しいことは理解できていませんが、RFCにも記載されているようです。
RFC1912より抜粋
https://www.ietf.org/rfc/rfc1912.txt
「CNAMEレコードは他のデータと共存できません」
ということらしいです。
解決方法
じゃ「Blogger」のDNS設定はどうすればいいのかCNAMEコードがメインで記載されているのであまり詳しく説明を見なかったのですが
幸いにも CNAMEコード以外にAレコードでも設定できるように説明がありました。
DNSレコード
A example.com. 216.239.32.21
A example.com. 216.239.34.21
A example.com. 216.239.36.21
A example.com. 216.239.38.21
TXT example.com. google-site-verification=XXXXXXXXXXYYYYYYYYYYZZZZZZZZZZ
CNAME www ghs.google.com.
CNAMEレコードは、TXTレコード以外にも共存不可能なので注意が必要です。
CNAMEレコードは、「Canonical NAME Record」の略なんですね。
これで2日程悩んだのですが解決できてよかったです。
以上、DNSのCNAMEレコードは他のレコードと共存不可ということでした。
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